クレジットカードと消費者金融の違いは2つだけ

同じようにローンとして返済していく、クレジットカードと消費者金融。クレジットカードにもキャッシング枠を付けられたりしますよね。ほとんど同じじゃない?と思うかもしれませんが、実は違いはたった2つだけなのです。

1:現金か現品か
クレジットカードは、主にショッピング目的のローンを扱っています。大手になると、自動車ローンも組めますが、ほとんどは数万円~数十万円のショッピングで使われます。クレジットカードを使うと、引き落とし口座へ振り込む時以外、自分が現金を持つ必要がありません。手軽に高額商品が買える、手持ちがない時にとりあえずカードで支払えるので、非常に便利です。一方、消費者金融もカードを発行しますが、そのカードでショッピングはできませんよね。買い物をするには、カードを使って、現金を借りる必要があります。小さな個人経営のお店などは、カード払いをしていないことがあります。可愛い雑貨屋を見つけたが、カード支払いはできない、という時に、消費者金融のカードが役に立ちます。

2:審査基準がそもそも違う
クレジットカードの場合、現金払いが煩わしい、大金を持ち歩くと落とす、盗まれる可能性があるような、収入に余裕がある人のショッピング利用を前提に発行されます。学生向けのクレジットカードや、アルバイト収入でも審査に通るカードもありますが、利用限度額が低く設定されており、あくまで収入の範囲内で支払える額しか使えません。消費者金融も、返済可能範囲という点では同じですが、収入を基に返済可能な額を算出するので、クレジットカードが生活費+利用額=収入なのに対し、消費者金融は収入-生活費=返済可能額、となっています。また、利用用途が限定されておらず、借りてしまえば何に現金を使おうと自由です。そのため、多重債務の自転車操業や闇金業者に利用される恐れがあります。

どちらも上手に使えば、非常に便利なカードですが、間違った使い方をすると、返済に追われてしまい、大変な思いをします。この2つの違いを踏まえて、賢い利用者になりましょう。

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