消費者金融で借金をする理由を考える

お金を借りるということは、当然ながら、お金に困っているからです。その理由は、生活苦、養育費、ギャンブル、ブランド品、旅行、お祝い事など、実に様々です。これらに共通して言えるのが、収入に見合わない浪費、または収入が低く貯蓄が思うようにできていない、ということです。

生活苦は、親が残した借金を背負っている、不景気による減収など、やむを得ない場合があります。相続放棄手続きを取れるのは親族の死亡を知ってから3ヶ月までですが、手続きを知らないほど幼かったり、知識がないと親の借金を支払い続けることになります。減収は、副職をする、思い切って転職するなどの方法があります。

ギャンブル、ブランド品、旅行が理由の借金は、まさに収入に見合わない浪費です。手持ちのお金で収まらないほどの額を使っているということです。ギャンブルも息抜き程度なら良いですが、ハマってしまうと生活費まで使ってしまうことがあります。ブランド品も、安くても数万円から、高い物になると数百万円にもなります。限定品が出ると、つい買ってしまいたくなる気持ちは良く分かりますが、よほどお金持ちでなければ、ホイホイと買えるものではありません。旅行だってそうです。国内でも国外でも、行ってみたいところは数ありますが、安いパックツアーでも数万円、ちょっとオプションをつけると、どんどん費用がかさみます。この3つは使えば使うほど、買えば買うほど借金が膨らむだけです。借金してまでする必要があるか、もう一度考えてみてください。

そして、養育費、お祝い事ですが、どちらもすぐ、急に今必要になることはほとんどありません。結婚式のご祝儀は、少なくとも半年~1年前ぐらいには分かることですし、子供の学費などは生まれた時からコツコツ貯めたり、足らない分は学費ローンや学資保険でまかなえます。奨学金制度だってあります。思うように貯金ができなかったのは残念ですが、消費者金融より、銀行で長期ローンを組んだ方が利息が安くつきます。

消費者金融を利用するのが悪いわけではありません。利用する側の意識の問題です。借りれば何とかなる、と思っているうちに、あっという間に限度額いっぱいになってしまい、返済に追われるというケースも少なくありません。

借りるという選択肢から、借りずにどうにかする、という選択肢に切り替え、借金を完済することを目指しましょう。

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